こんにちは。
まだまだ新型コロナウィルスの影響は続きますね。医療系の学会が各地で開催されていますが、いまだ参加される方は疎らです。
お金の教養を増やしたい方にお勧めの1冊をご紹介します。
題名:「投資家が「お金」よりも大切にしていること」
著者:藤野 英人
発行:2013年2月25日
著者の藤野英人氏は野村証券、JPモルガン等の資産運用会社を経て、レオス・キャピタルワークスを創業後、成長する日本に投資する「ひふみ投信」を運用されている方です。
投資で得たお金をどのように使っていくべきか、投資家としてのマインドについて語ってくれています。
印象に残った文言を以下にご紹介いまします。
「お金とは、あくまで無色透明な概念にすぎない。ただの数字なのです。つまり何が言いたいかというと、色がついていないからこそ、お金には私たちの考えや態度が100%反映される、ということです。」
「現代社会で生きている私たちは、生まれてから死ぬまでの間ずっと、お金の流れに身を投じて生きていると言っても過言ではないでしょう。お金を考えることは、まさに人生を考えることに他ならないわけです。
しかし、稼いだり・貯めたり・増やしたりしたお金を「どう使うか」ということに関してはあまり語られません。それはとても不思議なことではありませんか?私たちの使うお金は、単なる交換以上の「大きな意味」を持っているのです。
お金を使って何をするのか、お金を通して何を考えるか、ということは、誰かのためになったり、誰かを応援することにつながったり、ひいては、自分の幸福感とも密接に関係してくるからです。」
その他にも、会社を一つの生態として捉える考え方や、お金をどう稼ぎ有効に使うのかなどの具体例も出てきます。
ある程度資産を増やしたはいいものの、それをどう使うべきなのか悩まれる方もいるのではないでしょうか。自分のために使うのか、家族引いては周りの人のため、社会のためなど選択肢は様々です。
その答えに近づく為に、この一冊は参考になると思います。お試しあれ。