こんにちは。
雨が続いていますね。湿気はすごいですが、乾燥の時期よりは過ごしやすい今日この頃です。
生き方の教養を増やしたい方にお勧めの1冊をご紹介します。
題名:「生物はなぜ死ぬのか」
著者:小林武彦
発行:講談社新書
ふと存在をあらわにする「死」。
日々歩み寄る老いを感じる時、漠然と現実を終わらせたいと思う時、特に最近では新型コロナのニュースを浴び続ける日々の中で、否が応でも連想する事が増えた気がします。
「死」と言う言葉には、暗く、寂しい、終わりの印象が持たれやすいです。
でも、そもそなぜ、私たちは死ななければならないのか?
その理由について考える機会は少ないのではないかと思います。
本書では、
・生物はどのように死ぬのか
・そもそも生物はなぜ死ぬのか
について、生物学的視点から理由が記されています。
生命の誕生から進化の過程に沿った「死ぬこと」の理由を知った時、なぜか「生きること」の楽しさや喜びを感じる不思議な書籍でした。
希望に溢れた「死」に出会える、面白い一冊です。
ぜひこの梅雨の時期のお供になれば。